2016年8月28日日曜日

教員の質

夏も終わりですね。いつの間にか蝉がいなくなりました。昨日は大学のオープンキャンパスで午前午後と来場者にミニ講義をしました。脳の不思議とリハビリテーション。OCですからもちろん堅い話ばかりではなく、大学の宣伝もそこかしこに入れて行きます。関西だけでもリハビリの学校はたくさんあるので、どうしても限られた数の受験生を取り合うことになります。在校生に聞く限り、うちは理学療法士のほかに健康運動実践指導者という免許も取れることが一つの強いウリになってるみたい。数年前、新しいカリキュラムを作る際にねじ込んだプログラムで、当時はこれに反対する人たちもいたんですが、やっぱり入れておいて良かったです。どう見てもローリスクでリターンが期待できるプランであっても不思議な主張をして反対する人たちっていますよね。一般論ではあるけれど、こういう人たちの動機は「自分の損得」であることが多い。つまり組織が被る損得ではなく、組織における自分のポジションが相対的に上がるか下がるかが物事に対処する上での基準となる。。。おっと、話がそれてしまった。OCの話をしよう。。。大学選びの基準の一つに「設備」を挙げる人が多いのだが、実のところ入学してみれば全く使わない設備もたくさんあるんじゃないか。そして実のところはそういうハードの充実よりもそこにいる教員の質が教育の質の大部を決定づけるように思う。OCではそんな話もしたんですが、実際には高校生たちが教員の質まで見極めることは難しいんですよね。学校側もそういう意識すらないのか、パンフレットやホームページなどでの教員の紹介はあっさりしてるし、中には教員のことがそれらの媒体に全く記載されていない学校もある。だから同程度の偏差値の学校を比べると、どうしてもセカンドライセンスとか設備とか、そういう目に見えるものが決め手になるんだよね。

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