2016年8月12日金曜日

不定愁訴みたいなもので

山の日。今年からみたいですが、これでお盆の連休が一日長くなる会社とかあるんでしょうか。

大学ではいずれにしろ夏休みの時期なのであまり関係ないですね。。。

今日でようやく期末試験の採点が全て終わりました。と言っても集計はまだなので成績は出ていません。僕の試験は全部記述式なので採点には時間がかかるのです。

そして小テストや中間試験、レポートなど幾つかの評価項目から総合点をつけるのでその集計もまた時間がかかるのです。

学生の皆さん、心配している人もいるかもしれませんが、結果がどうであれ再試はありませんので夏休み楽しんで下さい。。。

「脳科学」と「研究論」はいつも試験問題の最後に「この科目で学んだこと」を学生に書いてもらうのだけど、今年は少し趣向を変えて「この科目と担当教員を論評せよ」と聞いてみました。

Amazonのレビューみたいなものですよ。あれって、レビュー書いてる人も評価されますよね。彼らが批評をし、僕がそれを評価する。そういう仕組みです。

ただ一言、「勉強になった」とか「全く興味を持てなかった」とか、結論だけ書いてもなぜそう思ったのか分からないので、論理的に書いて下さいねと、最後の授業の時に伝えておきました。

結果はおおむね好意的でしたが、面白いことに、全く同じ授業を受けているにも関わらず、捉え方が学生によって大きく異なりました。場合によっては真逆の感想を持ったりします。

たとえば「内容が概念的で実践的でない」という学生もいれば、「とても具体的で、講義の科目なのに実習をしているみたいだった」と答える学生もいます。

これが良いことなのか悪いことなのかよく分かりませんが、学生のバックグラウンドも様々なので同じことの捉え方が大きく異なっても仕方がないのかなと思います。

人生それぞれですからね^^

こういうアンケートを取ると、いろんな要望や不満も出て来て、中には尤もなものもあるわけだけど、さて、それらを全部聞き入れたら素晴らしい完璧なものが出来るかというと、そういうわけでもないと思う。

こういうのはある意味「不定愁訴」みたいなもので、一つが良くなれば患者はまた別の箇所に痛みを訴えるものなのです。。。

別のたとえを使うなら、エアコンを25℃に設定して寒い人もいれば暑い人もいる。

みんなに喜んでもらうことってなかなかチャレンジングなことなんですよ^^

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