2012年1月9日月曜日

視覚運動制御

論文を一本書き上げた。学部生のS君が取り組んでいた研究で、仕事の水準としてはそれなりのものでしかないわけだが、一応僕なりには小さな発見があったので、論文にまとめることにした。昨年も学部生を筆頭著者にして論文を一本発表したのだが、こうやって学生と一緒に何かを作るということが、僕の仕事の一部なんだろうし、学生に対しての真の教育にもなるんだろうと自分では思っている(学生がどう思うかはまた別の問題です)。うちの学生は臨床実習とか国家試験とか、理学療法士の資格を取るための勉強が山ほどあって、理学部の学生のように研究室に張り付いて毎晩実験したりということはありません。メンタリティーも理系の学生とは(うちも一応大学内では理系ということになっていますが)全く異なります。そんな環境の中でもリサーチ(研究)を通して少しでも論理的なものの考え方を学んだり、想像力を育んでほしいと思うんですね。ちなみに今回仕上げた論文は、視覚に基づく運動制御のお話です。投稿する際に日本語の要約を付けなければならないんですが、「visuomotor control」 は何と訳せば良いんでしょう。「視覚運動制御」で良いのかな?

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