2012年1月30日月曜日

A日程

今や大学入試というのは一発勝負ではなく、何発でも勝負できる仕組みになっている。今日は神戸学院大学の「A日程入試1日目」があり、さっき試験監督を終えたところです。朝から夕方までの入試業務でしたが、僕の担当部分に関しては、幸運にもトラブルはありませんでした。受験生は望めば明日の2日目も受験することができます。一日完結型の入試なので、A日程だけでも2回受験できるわけですね。近いうちには「B日程」というのもあり、これにも1日目と2日目があって、3月に入ると「C日程」なんてのもあります。これに、「公募制推薦入試」だの「附属校特別推薦入試」だの「センター試験利用」だの「AC」「BC」だのが加わるので(実はまだほかにもあります)、受験生にとってみれば神戸学院大学を受験するだけでも相当「入試案内」を読み込まないと、何が何やら分からないんじゃないでしょうか。ま、これはうちに限ったことではなく、よそも同じようなものなんだろうけど、ずいぶんと複雑になったもんです。僕が受験生の頃(80年代)は公立1校と私立を数校、それぞれ1回受けたら終わりだった。「単願」とか言って、国立を一発勝負で受ける人も結構いた。これでダメならみんな浪人してましたね。1回ダメでも次があるというチャンスに溢れた入試制度は悪くないと思うし、入試の種類がたくさんあるのはおそらく「多様な人材を・・・」ということなんだろうけど、少なくとも80年代と比べてそれほど学生が多様になったとは思えないですね。

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