2017年1月6日金曜日

命を守る知識と技術

Facebookで幾つかこちらの記事が流れてきました。日本理学療法士協会の会長さんが書いた理学療法士の開業権に関するものです。

特に深い意味はないのですが、ちょっと思ったことを忘れないうちに書き留めておこうと思います。

まず第一に「一体何を言いたんだろう」ということですね^^

たとえば、「開業もどき」という言葉が記事の中に出てくるのですが、これはどういう業態を指しているのでしょうか?

「開業のようで開業でない」

といった状態ですか???

そんなのあるんですか?

また、「予防理学療法は堂々とやろう」と言いつつ、理学療法士には「命を守る知識と技術が欠落している」と言う。

だから、厚労省から「(医者なしで)やって良いよ」と言われているのに実際には理学療法士にはその力はない、と告白してるんですよね。

そんなホントのことわざわざ言わなくても良いのに...

患者にとってみても怖い話ですよね。病院で白衣を着て、聴診器を首からぶら下げているセラピスト(先生)が人の命を守る術を知らないんだから...T_T

話は少し前後するんですが、僕自身は「命を守る知識と技術」が開業するための絶対的な条件ではないと思っています。

なぜなら、巷で開業している柔道整復師や鍼灸師、整体師にヨガインストラクター、アロマセラピストといった人たちが理学療法士と比べて特に優れたその手の知識を持ち合わせているとは思えないからです。

相対的にみれば、今ある知識と技術で十分に開業できるんじゃないですか? 理学療法士。むしろ、開業した後、経営音痴で廃業する療法士のこと心配するべきじゃないでしょうか?

「予防分野と医行為を歴然と峻別すること」は難しいでしょ。

予防も「予防医学」や、その実践である「予防医療」って言葉があるくらいだから、解釈の仕方によっては「医行為」であるわけだしさ。

「少数の会員でも規範に反すると全体の前進の妨げになります。」

ここで言う「規範」って何だ???

理学療法士でも何でもない人がこの記事読んだら何がなんだか訳分からんだろうな...

ま、「会員向け」のメッセージだから、分かる人には分かるんだろう。僕にはよく分からないですけど。

それにしても、この記事って年の終わりのメッセージなんですよね。

組織のトップが書く年の瀬の記事は、やはり一年を総括した上で、みんなに夢や希望ややる気を与えるものであって欲しいね。

仲間への感謝の言葉も忘れずに。

0 件のコメント:

コメントを投稿