2017年1月25日水曜日

ちょっと現実的ではない気がする

今日の夕方、MIT(脳認知科学科)の新しい教育プログラムをFacebookで紹介しました。経済的にフルサポートしながら、PhDコースへの入学を目指す人たちを支援する教育プログラムです。実はコレ、米国民かグリーンカード持ってる人じゃないと応募できないプログラムなので多くの日本人は対象外なのですが、応募要項を読むだけでも彼らがどんな人を探しているかが垣間見えて、読む人によっては勉強になるんじゃないかと思ったんですね。さらに具体的に言うと、経済的、身体的、または社会的にハンディキャップを持った(デキる)人たち向けのプログラムなのですが、こういう恵まれない天才たちに学ぶ機会を与えようと手を差し伸べるところはアメリカらしいです。Dickのラボにいた頃、MITに入学したばかりの中国系男子学生を指導したことがありました。ご両親は英語も話せぬまま米国に移住しチャイニーズレストランを始めたとか。これを日本に置き換えると、日本にやって来たばかりの中国人が営むラーメン屋の息子さんが東大に行くようなものだと思うのですが、それはちょっと現実的ではない気がする。。。日米で比較するとアメリカの方が格差先進国だと思いますが、人材発掘への貪欲さとそれを形にする仕組みにおいても向こうが先行ってるように思いますね。日本で貧乏人が這い上がるのって大変じゃないですか? ま、這い上がる人はどこにいようが這い上がるのでしょうが。

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