2015年12月8日火曜日

CBRベーシック第3期

脳とリハビリ研究所ニューロアカデミー「CBRベーシック第3期」を開講します。

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日程(全3日)
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1日目 2016年1月24日(日)
2日目 2016年2月21日(日)
3日目 2016年3月20日(日)

いずれも10時30分〜18時00分まで。

講師:CBRディレクター 坂本年将

会場は神戸学院大学有瀬キャンパスです。

Eric R. Kandel 教授らによる『カンデル神経科学』をテキストに、脳科学の基礎を計18時間(以上)にわたり講義します。

プログラム等の詳細はまた追ってご案内します。

★お楽しみに★

主催:脳とリハビリ研究所(CBR)

2015年12月6日日曜日

臨床に役立つ視点

今週末は徳島文理大学保健福祉学部人間福祉学科の桃井克将先生とCBRセミナー「福祉専門職のための脳科学」を開催しました。文理大は徳島と香川にキャンパスがあるのですが、今回は徳島キャンパスでの開催でした。精神保健福祉士の方々を中心にお集り頂きました。僕の方から約1時間の講義を3つ行い、桃井先生からはオリエンテーション(セミナーの目的に関する説明)と演習のための事例紹介をして頂きました。講義では受講者の皆さんが脳の専門的なことは全く知らないことを前提に基本的なことをお話しましたが、レベルは落とさないように気をつけました。統合失調症などの精神疾患についてはまだまだ分からないことがあり、病理に基づく医療・支援活動を展開することは現時点では難しいのですが、脳の仕組みを知ることで少しでも患者を理解する手がかりが得られればと思います。今日受講者の皆さんとお話したことでもあるのですが、治療者が病状を理解してもその病状が直接変わることはないのですが、その患者さんに対する治療者の態度はきっと変わると思うんですね。10年ほど前だと、病状を理解しただけでは「何も変わらない」「不変だ」「それで?」みたいなことを言う熱血療法士が多かったように思いますが、最近はそうでもないように感じます。知識を得ることで患者を直接変えられなくても患者に関わる人の気持ちを変えることができる。コレ、臨床に役立つ視点だと思います。

2015年12月5日土曜日

無い方が良いんだよね

さて、明日は午前中、大学院生とミーティングして夕方から徳島です。福祉専門職のための脳科学、の懇親会。ラボミーティングの方は学部生の研究が異常にうまくいってるようでデータ見るのが楽しみです。できれば理学療法士の全国学会で発表して欲しいですね。こういう研究活動は本当はみんなとフルタイムでやりたいんですよ。そしたらもっと研究のクオリティーは上がるし、こっちも腰据えて一生懸命教えようとすると思う。別に今、指導に手を抜いているわけではないけれど、時間的な制約があるのでいろんなことを妥協しなければならないわけです。どうしても「ま、いいか」ってならざるを得ないことが多いわけです。大学院生が仕事の片手間に研究して修士や博士を取るシステムって学位のクオリティ・コントロールという観点からすると無い方が良いんだよね。だってフルタイムでみっちりトレーニングを受けた人も受けなかった人も同じ肩書きを持つことになるわけですよ。あ、コレ、理学療法士免許にも言えるよね。3年制の専門学校出た人も4年制の大学出た人も同じ理学療法士だもんね。ま、こちらの場合は国家試験という統一試験をパスしなければならないだけまだましかもしれないですけど。

2015年12月4日金曜日

誰が見ても分かるように

昨日、と言ってももう0時を回ったんですが、リハビリの診療報酬に関わる重要な情報が出たみたいですね。12月2日付中央社会保険医療協議会(中医協)の総会資料。全部読んだわけでもなくこのあたりのことに特に詳しいわけでもないので専門的なことは専門家にお任せしたいのですが、せっかくのタイミングなので素人なりに思うことを少しばかり。。。こういう情報をフォローすることはセラピストが自分たちの置かれた状況を把握する上でとても大事なことだと思うんだけど、結局のところセラピストができることは役所で決まったことに従うことなんですよね。決まるプロセス、たとえばこういう協議会で審議するメンバーにセラピストが加わっているのかどうか分からないし(たぶん加わっていないのだろう)、報酬が上がる場合も下がる場合もその様子をただ眺めているしかないように思う。こういう言い方すると快く思わない人がいるとは思うけど、実際、それ以上のことができますかね? もしできるとすれば、意思決定に直接関与する人たちに要望することなんだろうけど、報酬の引き下げに反対する場合は、その分患者(国民)に負担を強いるわけで、そのことが本当に国全体のためになっているのかどうか考えないといけないと思う。もし患者(国民)のためになるんならそのことをアピールしていかなくてはならないですが、そのあたりのことはあまり緻密に議論されていないように思う。誰が見ても分かるように証明しないと認めてもらえないですよね。

2015年12月3日木曜日

アレ嘘だからね

今日、ネットで新聞読んでたら国立大の授業料がこれから年々数万円値上がりして約15年後の2031年度には93万円になるとの試算が出ていた。知らなかったんですが、現在は年54万円らしいです。これが安いのか高いのか、それは聞く人によって違うでしょうが、僕は93万円でも相当安いと思います。だって東大や京大にもこの価格で行けるんだもんね。アメリカはもっと高いよ。大学教育。たとえばMITだと現時点で授業料は約4万5千ドルします(以下リンク参照 http://web.mit.edu/facts/tuition.html)。しかもこれはサマータームを除く9ヶ月の授業料で夏も登録すればさらに約1万5千ドルかかります。つまり年6万ドルだから、日本円にすると......現在のレートで約740万円なんだよね。ま、日本よりも奨学金制度が充実しているし、学校通ってる人たちはみんな「元取れる」って言ってるから決して高くはない投資みたいだけど、回収するまでの経済的な体力は(当たり前のことだが)ある程度必要だよね。最近はどうか分からないけど、昔はよくアメリカの学生はアルバイトして自分で学費を稼いでるみたいなこと聞いたけど、アレ嘘だからね。カフェでバイトしたくらいじゃ学費は出ないって。


写真・図版













引用元 http://www.asahi.com/articles/ASHD15H4PHD1UTIL03D.html


2015年12月1日火曜日

誰にお金を託すか

先週末は愛媛でうちの大学院生たちと研究のことばかりではなく世間話も含めていろいろな話をしていたのだが、誰にお金を託すかということも話した。これはリーダーシップの話でもある。リーダーの大きな役割の一つは集めたお金をどのように使うかを決めることである。金の使い方は人の価値観を映し出す。冴えないリーダーは冴えないものに金を使い、価値あるリーダーは価値あるものに金を使う。世の中にはリーダーを選ぶためのいろんな選挙があるけれど、究極的にはお金の運用を託す人(たち)を選ぶということだ。国会議員であれば税金を、理学療法士協会の役員であれば会員から集めた会費の運用を託すことになる。リーダーを選ぶ時にはその候補者のお金の使い方(のパターン)をよく見てみると良いと思う。あなたのお金がどう使われるだろうかを知る手がかりとして。

CBRテレビVol.20

久々の動画投稿です。この週末に松山市で収録しました。

特にテーマは無いんですが、取りあえず配信を再開しようと思いまして f^^

今年もあとひと月。

学生向けのものも含めてこれから年末までチョコちょこアップしていきます。

今週末12月6日(日)は徳島文理大学で「福祉専門職のための脳科学」セミナー開催します。申込サイト http://stellar-mind.com/brainwelfare

来年2月14日(日)は神戸学院大学でCBRシンポジウム「ヒト脳の解析とリハビリテーション」開催します。近日申込受付開始!

CBR-TV Vol. 20
★ CBRテレビ Vol. 20 ★久々の動画投稿です。この週末に松山市で収録しました。特にテーマは無いんですが、取りあえず配信を再開しようと思いまして f^^今年もあとひと月。学生向けのものも含めてこれから年末までチョコちょこアップしていきます。今週末12月6日(日)は徳島文理大学で「福祉専門職のための脳科学」セミナー開催します。申込サイト http://stellar-mind.com/brainwelfare来年2月14日(日)は神戸学院大学でCBRシンポジウム「ヒト脳の解析とリハビリテーション」開催します。近日申込受付開始!* Facebook 友達申請大歓迎 * すべて承認します *CBRディレクター坂本年将
Posted by CBR on 2015年12月1日